当院では、治療抵抗性統合失調症の患者さんに対し、クロザピン(クロザリル®)の使用をR7.4.3~開始いたします。クロザピンは、従来の抗精神病薬で十分な効果が得られなかった患者さんに対し、有効性が確認されているお薬です。
クロザピンとは?
クロザピンは、通常の抗精神病薬とは異なる作用を持ち、特に他のお薬で十分な効果が得られなかった統合失調症の患者さんに使用されます。ただし、副作用の管理が重要なお薬であるため、厳格な管理のもとでの処方が必要です。
治療の流れ
1. 適応の確認
- 他の抗精神病薬で十分な治療効果が得られなかった患者さんが対象です。(2種以上の抗精神病薬を適正量、適正期間使用しても改善に乏しい、あるいは副作用にて服薬継続が困難であった)
- 医師が適応を慎重に判断し、必要な検査を行います。
- 現時点では糖尿病または糖尿病の既往のある患者さんは、お受け出来ません。
2. クロザピン開始前の準備
- 事前に血液検査や心電図検査を行い、安全に使用できるかを確認します。
3.入院での導入(原則26W)
- クロザピンは、開始直後に副作用が出やすいため、安全のため入院管理下で投与を開始します。(最低でも18W)
- 服薬開始後は、定期的な血液検査を実施し、副作用の有無を確認します。(上記期間、毎週血液検査を行います)
4. 外来での継続治療
- 症状が安定し、副作用のリスクが低くなれば、外来での継続治療が可能になります。
- 引き続き、定期的な血液検査と医師の診察が必要です。
副作用と注意点
クロザピンには、以下のような副作用が起こる可能性があります。
- 無顆粒球症(免疫力の低下):定期的な血液検査で早期発見を行い血液内科と相談し対応します。
- 糖尿病リスク:定期的な血液検査で早期発見を行い糖尿病内科と相談し対応します。
- 眠気やめまい:日常生活での注意が必要です。
治療をご希望の方へ
クロザピン治療を希望される方は、まず当院にご相談ください。詳しい診察と検査を行い、安全に治療を受けられるようサポートいたします。
お問い合わせ
佐世保北病院
TEL: 0956-47-2332
担当:地域連携室:山田